2022年秋スピークアウトとテーブルマナーの会 至誠学園卒園生によるスピーチ

日時
2022年10月30日(日)11時~14時
場所
ホテル日航立川東京3F アトランティック
内容

東京城西ロータリークラブ
会員増強大会防止委員長
60周年記念事業委員会委員
門野 正尚

秋も深まり始めた10月30日、ホテル日航立川において、至聖学園の卒園生によるスピークアウトおよびマナー講座が開かれ、皆川会員と私の2名で出席してまいりました。

ご承知のとおり、本年度は当クラブ60周年の年にあたり、その記念奉仕事業として至聖学園を軸とする青少年少女を対象に「未来創造プログラム」を進めているところであります。

「スピークアウト」とは卒園生が後輩に今の自分の事を伝えるという内容で、また、フレンチのコース料理を戴きながらテーブルマナーを学ぶという会であり、定期的に行われているとのことでした。高橋理事長以、下職員の方々、スピーカー4名(内、1名は香港からの中継)、学園生10余名、及び他支援者の皆様併せて、総勢40名ほどの会となりました。

様々な事情を抱えて至聖学園で暮らしいた卒園生が、社会に出ても夢と希望を持ち続け、立派な社会人として暮らしているということを、後輩や我々支援者、先生たちに熱く語る姿を見て、私自身の偏見や誤解を反省するとともに、やはり人と人の繋がりと利他の精神がいかに重要かということを改めて感じた次第です。

卒園後大学に進学し、日系商社に就職し現在は香港在住でバリバリの国際ビジネスマンは、アジアと日本の架け橋として頑張りたいと語ってくれました。北海道富良野にて、広大な土地を開拓し農場を作り上げている動画を見せてくれた卒園生は、将来この地に根を下ろして、農場経営を夢見ている事が解りましたし、高校卒業後、就職先で電気技師の資格をとり、今では「ここの施設も、あそこの建物物も、私が建てた」と語り、そして、資格と技量を活かして転職を考えていると、明け透けに語る方もいました。また、卒園後、高橋理事長の思いを承継すべく職員として残り、今では高齢者施設の理事長をされているような方のお話も聞くことができました。昼食には軽めのフレンチコースを戴きながら、ホテルのサービスマンの方から、ナイフやフォークの使い方、スープの飲み方や、パンの頂き方まで、前菜からデザートまで、マナーの歴史を交えながらお話をいただきました。私もドキドキオロオロしながら、食事をしたのですが、サービスマンが最後におっしゃった言葉、「我々サービスマンはお客様に不快な思いをさせないようにするのが仕事です。何も心配せずに自由で構わないのです。間違ったフォークを使ったら、黙ってすぐに新しいものをお持ちしますから」という言葉には、仕事に対するプライドが絶対的な物であるという姿勢が、窺い知れたのではないでしょうか。

ぜひ次回の同会合には大勢で参加をして、貴方達には仲間が沢山いるんだということを伝えてあげたいと思います。

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