2023年(春) スピークアウトへの参加
- 日時
- 2023年3月26日(日)16時30分~19時30分
- 場所
- ホテル日航立川東京
- 内容
東京城西ロータリークラブ
佐藤 宏次今年は当クラブが設立より60周年を迎える重要な節目の年であり、その記念奉仕事業として児童養護施設運営の至誠学園(以下「当学園」)に対する奉仕を計画しております。
当学園の理事長である高橋利一氏が、児童福祉に寄与することを目的に設立した一般社団法人リーチ奨学育英会主催で、当学園を卒園され社会で活躍されている卒園生の方々から、当学園の卒園を間近に控えた高校生や既に卒園し社会へ旅立とうとしている大学生、専門学校生に対してお話をお伺いし、夕食を共にするイベントに、坂本会長、中林次年度会長、大河原次年度社会奉仕委員長、根岸青少年奉仕委員長、私佐藤の5名で出席致しました。
(当スピークアウトは、2022年(秋)にも開催され、皆川会員、門野会員が出席しております)
登壇者は3名で、北海道の農場経営に興味を持ち、今は富良野の地で冬の大豪雪にも負けず農業を営んでいる渡辺さとし氏の農作業の映像による「富良野ニンジンプロジェクト」のスピーチから始まり、高校時代にはカルフォルニアに短期留学し、12年前に当学園を卒業した後は獣医大学に進学、卒業して動物病院に動物看護士・動物理学療法士として勤務した後、業界最大手のペットショップに転職し、商品開発に携わる傍ら、店舗のオープンに際し、顧客に動物の扱い方を指南するなど、動物を扱うプロとして活躍する飯島怜子さんの「私を救ってくれたペット_大学で看護を学んだ」というスピーチを聞きました。
最後に、乳児院から各施設を転々とした後、小学校3年生から当学園に入所、高校を卒業した後は、中学の頃から船乗りになることを夢見て海上保安庁に入庁、「海猿」よろしく潜水士として活躍された後、青年海外協力隊に参画して海外で潜水技術を啓蒙する事業を営み、その後4年生大学を卒業し、海上保安庁に再入庁し、巡視船に乗って海を守る仕事に従事されている青木和行氏の「日本の海を守る_海上保安官として」というスピーチを聞きました。
3人に共通するのは、自身が児童養護施設の卒園生であることに誇りを持っており、「やりたいことをやる。がんばれば何でもできる」というマインドを、現役学園生や卒園生に厚く語っている姿とお話の内容には、参加していた支援者も胸を打たれました。
当クラブは、継続して当学園を支援し、卒園生が社会で孤立しないようしっかりと見守りつつ、ロータリークラブの持つ様々なオパチュニティを経験して貰い、将来我々の仲間としてロータリアンになってくれるよう、一緒に成長していきたいと思っております。

