1993〜1994年度の会長をお引き受けすることになりましたが、実感として知っていたつもりのロータリークラブなんですが、実は余りにも知識を持っていないことに気がつきました。今更あわててもどうにもならない気持ちです。こうなった以上は、わからなくても皆様が興味を持っていただける手段方法を考えて、楽しくそして参加しやすい雰囲気をつくり出すことに全力投球するだけだと思いました。30年の伝統を持つ東京城西ロータリークラブは、何といってもチャーターメンバーをはじめ、歴代の会長、役員のすぐれた頭脳と努力によって積み上げられたものです。それが少しでも発展するよう努力するつもりです。
現代は、少しでも合理性を、少しでも効率化を追求する時代ではありますが、それが強くなれば強くなる程、奉仕の精神を柱とした人間愛を中心としたグループ活動は、仕事に追われる人間にとって素晴らしいオアシスでなければなりません。RI会長のロバートR・バース氏は『行動に信念を、信念は行動に』と『信念』を強調しておられますが、 何をするにしましても『思い入れ』がなければ、全て花開くわけにはいきません。私は志を同じくするものが、語り合い、そして遊びに興じ、形を変え、品を変え、品を変えて心と心の結びあえるロータリーにしたいと思っております。もう、基本的なことや体制的なことは確立されています。
後は、あたらしく入会された人、そして若い人と古い人等が混然となって、お互いにプラスになる面を出し合うようなものを育てたいと思います。私はその点、ロータリーの発展はお互い知り合うことから始まると思っています。社会活動や奉仕活動は、全てこの人間のコミュニケーションからだと言っても過言ではありません。余り充分なことは出来ないかもしれませんが、心の温まるロータリーを目指して頑張りますので、皆様全員のご支援協力をお願い致します。
1993-1994年度 会長挨拶
- 年度テーマ
- 「心温まるロータリーを目指して」
東京城西ロータリークラブ
【第31年度】1993-1994年度 会長
【第31年度】1993-1994年度 会長
三田村 之弘