ビジネスとサーフィンに時間を集中していた私は、人のために役立つ奉仕の精神を養いたい、
それに取り組む方々の輪に入り、活動を通して成長したいとの思いから入会させていただきました。
私が入会した2005年は会員数が85名で、私から見て雲の上の経営者の方たちが多く在籍され、
気さくに接していただきました。
以来、クラブの一員としての誇りを持って、多くを学びながら今日まで会員を続けてきました。
一昨年、会長選考委員会から私に会長の打診をいただいた際は、クラブにお役に立てていない自分を恥じるとともに、
これまでのご恩とご期待に応えなければという使命感が湧き、お受けしました。
60周年にあたる年度会長の大役として、誠に力不足ではありますが、クラブ発展のために全力を尽くす所存です。
2022-2023年度 会長挨拶
- 年度テーマ
- 「60周年を祝し 未来へ種を蒔こう」
【第60年度】2022-2023年度 会長
はじめに
社会情勢
新型コロナウイルスは、感染拡大から2年が経過し、世界の日常と生活様式を一変させました。
収束の光が見え始めましたが予断は許しません。東日本大震災から11年目を迎え、原発廃炉は道半ばです。
そして2022年3月には、ロシアのウクライナ侵攻が始まりました。
地球環境問題、格差の拡大、多様性の尊重、高齢化社会、デジタルテクノロジーの進化など価値観は大きく変化し、
私たち自身や組織はそれらに対応していかなければなりません。
世界史の転換期ともいえる時代であるからこそ、私たちの行動機会があります。
ロータリーが目指すもの
ロータリークラブは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、
人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。
中核的価値観は、奉仕、親睦と国際理解、倫理と高潔性、多様性、職業の知識とスキルの向上、リーダーシップです。
私たちはクラブ活動において、地域社会が直面している課題へ寄り添い、奉仕と親睦、ロータリー財団への寄付、
米山への寄付、マイロータリーの活用などからロータリーの価値を発見し、学び、行動し、成長することです。
東京城西ロータリークラブの現状と今後
クラブの会員数は、現在52名です。新型コロナの影響もあり減少が続いています。
会歴10年未満の会員比率が50%以上となり、平均年齢は59歳で、10年前に比べ5歳若くなりました。
伝統あるクラブが、会歴と年齢のバランスが取れた会員構成となり、未来への可能性を感じます。
全会員の力を発揮していただく環境と機会を整えて運営したいと考えます。
さらに活気溢れるクラブにするために積極的な会員増強が不可欠です。
女性会員を含め、魅力的な新会員をお迎えし、将来のイメージとしては、
男性会員70名、女性会員20名になることを目指したい。
奉仕、親睦活動はこの2年間、新型コロナの影響を受け自粛続きとなりました。
今年度は、収束することを前提に計画を立て、感染状況を注視しながら実行します。
今年度テーマ
「 60周年を祝し 未来へ種を蒔こう 」
東京城西ロータリークラブのロゴマークは杉の木です。
これまで60年間、マークの通り大地に力強く根を張って、まっすぐと太い幹を育み、
大きく葉を広げて活動を続けてきました。
今年度も素晴らしい伝統と歴史を継承しながら、新たな種を蒔き、未来へ育んでいきたいと考えます。
今年度の重点項目
1. コミュニケーションを深めよう
奉仕を目的に、親睦を手段として
2. 60周年記念事業の成功
未来への起点となる年度に
3. 新たな新世代奉仕プログラムの立上げ
継続性のある活動でさらなる充実を
4. 女性会員を含む会員増強を推進
さらに活気あふれ、多様性のあるクラブに
5. 60周年の歴史の保存
新ホームページによる伝わりやすさを
これら5つの重点項目の達成を目指すプロセスが大事で、活動を通してコミュニケーションを重ね、
会員一人ひとりの魅力がより引き出され、相互理解が深まることを願います。
また活動予定をホームページやメールを通じて、早く分かりやすく会員に告知することで、参加しやすさを図ります。
60周年記念事業について
今年度は、60周年記念事業があります。その位置付けは、今年度のクラブ活動をあくまで基本とし、
その上に60周年事業を加えていくことです。
60周年記念事業の目的と方向性については、60周年記念事業委員会にて議論を重ねました。先の50周年記念が
クラブ外へ向けた式典だったのに対し、60周年記念はクラブ内を重視し、会員による会員のための式典にします。
会員がクラブを誇りに感じ、城西メンバーで良かったと帰属意識が高まる活動を目指します。
今年度は、60周年を祝うお祭りです。祝事にふさわしく、笑顔に溢れた意義ある式典、祝賀会にしましょう。
ご協力のほどよろしくお願い致します。
東京城西ロータリークラブの魅力
クラブの魅力は、世代を越えて和気あいあいと仲が良いことです。
会員は、それぞれの専門分野に精通し、倫理観とプライドを持たれ、向上心、ユーモア、包容力に溢れています。
クラブには、気軽に声を掛け合うフレンドリーさ、助け合う優しさ、見守る心の広さ、常に学ぶ姿勢、感謝と敬意を表す精神があります。それらがクラブの伝統となって数多くの奉仕活動や親睦活動を実施、継続してきた歴史があります。
むすび
私が会長を務めさせていただくにあたり、様々な研修や出会いの機会を得ています。
あらためて皆様に感謝を申し上げます。
学んだことを着実に行動に移し、より良いクラブ運営に活かせるよう努めます。
皆様からの活発なご意見とご協力のほど、よろしくお願い致します。クラブに多くの仲間が集い、たくさんの活動が行われ、笑顔の輪となって広がっていくことを目指しましょう。
創立60周年記念の今年度、みんなで新たな種をたくさん蒔き、東京城西ロータリークラブの樹をさらに大きなものに育んでいきましょう。