1999-2000年度 会長挨拶

年度テーマ
「目的とその手段を見直そう」
東京城西ロータリークラブ
【第37年度】1999-2000年度 会長
小倉 義人

20世紀を締め括り21世紀を迎える歴史の中で東京城西ロータリクラブの会長を拝命いたした。私に経験と試練の機会を与えて下さった会員諸兄にお礼を申し上げると共に、それなりのテーマを自分に課し、お役に立ちたいと考えております。
99〜00年度のRIのテーマは
ロータリー2000 活動は堅実 信頼 持続
ですが、私達のクラブ運営方針は目的とその手段を見直し、即ち効率を見直そうと早くから各委員長にお願いをし準備を進めて来ました。
RIテーマの実現と連鎖する年度目標と確信致します。
ロータリーは会社ではありませんが、継続発展を考えた時、その一年一年を無事に送る事を良しとし、表面的には何もなかったと思っても実は問題を先送りしている事が多々あることは皆さんの承知する所であります。全体の調和を失う事なく昨日までの諸兄の努力の「かたち」を受け、明日へ引き渡すための′′今日の仕事′′(問題を先送りしない姿勢)を本年度の役員、委員長のお力添えを得て取り組んでまいります。
自分の会社では決してやっていない無駄とか判断を見て見ぬふりをしていないでしょうか。′′どうしてこうなんだろう′′と思う事があった時、「目的と手段」について改めて考えていただきたいのです。目的が明確でも時代の流れを共に手段が欺瞞化している事もあります。効率とは目的と手段のバランスです。誰もが知っている事ですが、誰もが実行するわけではありません。何回かの会合を重ね、全委員長と意識を共有し、活動計画、予算を構築いただきました。その骨子は、
①各委員会活動の過去5ヶ年の実費(支出)を踏まえ検討いただいた結果、支出予算計画は「年会費を10%安くする」という当初の目標を実現出来るものとなりました。
②「安かろう悪かろう」「事業内容を軽辱」にすることなくを前提に、目的に照らして変えてみようとした試みは数多くありますが、会員諸兄にも考え方の中で協力いただきたいのです。例えば、経費削減の一つで、食事メニューは丼物を中心といたしましたが、食事はロータリー例会の大事な要素ですが目的ではありません。好みもあるかと思いますが、お楽しみいただければと思います。
③「絶対楽しいロータリークラブ活動」をテーマの副題といたしました。小暮副会長を中心に、まず親睦委員の方々が自ら楽しみ、その輪を広げていただくよう考えています。他委員会には見直し、倹約をお願いしましたが、この委員会にはその様な事は一言も言わず、′′のびのび′′やっていただきます。よく「奉仕か親睦か」の議論を耳にしますが、奉仕という目的に対し、手段として親睦が有効且つ必要条件となるため、目的手段の連鎖上、親睦を目的化する時期があります。本年度はここに視点を置き、奉仕クラブとしての体質作りを目指します。以上ですが、多少の議論の末、男気を持って決定いただきました役員、委員長に感謝申し上げると共に明日のためのクラブ作りに全会員の理解と参加をお願いする次第です。

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